風景をつくる建物48

さて、「間」がどこから来たかについては、ちょっと置いておくとして、「間」という概念が成り立つためには何が必要なのかについて考えてみることにします。
ヨーロッパの落葉広葉樹林の黄葉風景は実にシンプルです(と思います)。おそらく同じように、暑いけれどカラッと爽やかな夏の風景もまたシンプルなのだと思います。
しかし、シンプルな世界、言い換えれば一つの原理で統一されたような世界においては「間」は存在できないのです。例えば建築におけるクラシシズム、ネオクラシシズムそして近代主義の世界がそうです。
「間」が存在できるためには「種々様々な異質のものが同時に存在しているような世界」が必要なのです。
なぜなら、実は「間」とは「異質なものをつなぎ合わせるための手法」でもあるからです。
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